低侵襲手術(腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術)は、開腹手術と比べると、痛みも少なく、手術後の回復が早いため、患者さんの負担が軽減されます。しかし、腹腔鏡下手術やロボット支援下手術は、大変高度な医師の技術が必要です。では、その腹腔鏡下手術やロボット支援下手術を行う医師、病院の選び方はどうすればいいのでしょうか。患者さんには手術前に4点ほど確認していただきたい点があります。
1.内視鏡手術・ロボット支援下手術の認定医であること。
腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術は、大変高度な技術が求められます。「認定医」は、執刀経験数と論文が認められなければなれません。まずは、「認定医」であることがひとつのポイントになるでしょう。
2.腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術の件数が多い医師、病院であること。
大学病院など大病院では、病院全体の手術数が公表されていることがあります。手術担当の医師の腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術に限っての件数を確認しましょう。
> 「岡山の医療健康ガイドMEDICA」山陽新聞朝刊に掲載されました
3.手術のデメリットまで話してくれること。
手術は、必ずしも成功するとは限りません。メリットとデメリットを、あなたが納得できるまでしっかりと説明してくれる医師でこそ信用できるといえるでしょう。
4.相性があう医師であること。
医師に対して、不信な感情をもったまま手術を受けるのは不安です。よく話ができて、あなたが納得できる医師であることが、なによりの選択ポイントでしょう。また、あなたの目をしっかり見て話をしてくれる医師であることも大切です。
今、本や雑誌、インターネットのHPや、病院の口コミ情報など、多くの情報が収集できます。かかりつけ医師からの紹介や、知人の経験談なども参考にされるとよいでしょう。